40代――それは、昭和生まれであり、同時に就職氷河期を経験した世代。
私もその一人で、20年以上一社に勤めたのち、44歳で初めての転職に踏み出しました。
私たちの世代には、さまざまな“当たり前”が刷り込まれています。
- 一つの会社に長く勤めるのが美徳
- 石の上にも三年、短期離職はNG
- 転職は「逃げ」や「不安定な道」
でも、令和の転職市場はまるで別世界。
昭和・氷河期世代の“常識”が、今では非常識になっていることも少なくありません。
この記事では、「昭和・氷河期世代にとっては当たり前じゃなかった、令和の転職活動の常識10選」を紹介します。
実体験も交えながら、あなたの転職活動の視野が広がるヒントになれば幸いです。
今では当たり前!令和の転職活動の常識10選
1. 転職活動は「辞める前に」が常識
今では在職中に転職活動を進めるのが主流です。空白期間を作らず、収入を維持しながら安心して活動できるからです。
2. 履歴書・職務経歴書はデジタルが基本
WordやPDFでの提出が当たり前に。クラウド保存&編集で効率よく応募できます。
3. 面接はオンラインが当たり前
ZoomやTeamsでの一次面接が標準。時間とコストの効率化が図られています。
4. Web上で適性検査を受けるのが当たり前
SPIや性格診断なども在宅で対応可能に。時間の融通が利き、働きながら受験できます。
5. スカウト型転職サービスの活用が常識に
受け身の姿勢でもオファーが届く時代。
プロフィールを磨けばスカウトが増加します。
6. LinkedInやSNSでの情報収集・発信がスタンダードに
企業のSNS・YouTubeで社風をチェック。社員の投稿から“リアルな雰囲気”も伝わります。
短期離職が必ずしもマイナスではない時代。「ミスマッチを放置しない」が評価されます。
7. 転職は「逃げ」ではなく「キャリアアップ」の手段
今は「より良い環境を求めて動く」前向きな行動として転職が捉えられています。
8. 40代以上の転職も珍しくない時代に
マネジメント経験や再現性あるスキルがあれば、年齢を超えて歓迎される時代です。
9. 転職活動には“ITリテラシー”が必須
デジタルツールを使いこなす力は必須スキル。Zoom・チャット・ブラウザ操作に慣れましょう。
10. 「石の上にも三年」はもはや死語?
一般的には仕事までは言わなくても「三年は続けないといけない」という感覚は若い世代を中心に薄れてきているという気がします。それでも半年ごとに職を変えるとか、1年持った経験がない、となると長い目で見たときには失敗するのではと思っています。
職を変えるのが簡単になった時代だからこそ、「三年でも続ける意味」は考えていくべきかなと思います。この点だけは令和の時代でも変わらぬものであってほしいと願っています。
まとめ:変化を恐れず、自分をアップデートすることが40代転職成功のカギ
昭和・氷河期世代が大切にしてきた「我慢」や「勤続年数」。それは確かに誇るべき価値観ですが、今の時代には“変化への対応力”の方が求められています。
キャリアアップも、ライフバランスも、自分らしさも――。
それらを叶えるには、「昔の常識」を一度手放すことも必要です。
変化に柔軟な40代こそ、未来を切り開ける。
私自身、44歳での転職でそのことを強く実感しました。
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💡 「今の当たり前」は、昨日までの非常識だったかもしれません。
あなたも、今日から一歩を踏み出してみませんか?
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