ただいま1人目を子育て中、そして2人目がもうじき生まれる
アラフォーサラリーマンのラフです。
このブログではアラフォーサラリーマンが
60歳までにSIDE FIREすることを目標に
実践していくことを書いていくブログです。
今回はNISAで実際に購入を進めていきたいのですが、
じゃあ何を買えばいいの?というのが次の疑問です。
これに対して私なりの考えと方針を書いていきたいと思います。
基本は分散投資!です。
アセットアロケーションとは?
アセットアロケーションは「資産配分」の意味で
資産を現金で持つのか、株式で持つのか、
そういったものの配分を指します。
皆さん、「まいどおおきに食堂」ってご存じですか?
https://www.shokudo.jp/
店舗名はそこの地元の地名が入ったお店で親しみやすい定食屋さんです。
利用された方ならわかりますが、
店舗に入ると小鉢からメインのおかず、みそ汁、ごはんなどの料理から
好きなものを取って単品ごとについた価格の合計金額を払うシステムです。
この時皆さんは何と取るでしょうか。
「俺は今日は肉だぜ!」
「今日はあまりお腹減ってないから小鉢2つとごはん小とみそ汁で」
「やっぱりごはんとお肉と野菜のバランスが重要!」
この配分によって食事の満足度や栄養バランス等が変わってきます。
(体重は増えるのか、あまり増えないのか、食後の調子など)
資産も同じなんですね。
体重は増えるけどリスクのある揚げ物をメインにするか、
リスクは少ないけど体重も増えない野菜にするか
そのバランスを考えることが大変重要です。
どんな資産があるの?
では、どんな資産の持ち方がいいのでしょうか。
ここでまずは基本的な資産に関して分類します。
・株式(国内・先進国・新興国)
・債券(国内・先進国・新興国)
・不動産(国内・先進国・新興国)
・現金
株式(国内・先進国・新興国)
株式はその国の上場企業の株式です。
実際にみんなに購入されれば株価は上がりますし、
みんなが売りに走れば株価は下がります。
あるいは仕手と言って、特定の人たちが
特定の企業の株式をまとめて購入して一気に株価を押し上げ、
上がりきったところで売り抜ける。
そうすると株価は一気に上がり、一気に下がるということも起こります。
一気に上がって、「今が買いだ!」と思い購入した直後に大幅下落、、、
なんてなると、投入した資金が一気に吹き飛びますね。
そういう訳で株式はリターンも大きいけどリスクも大きいということです。
債券(国内・先進国・新興国)
株式が企業単位で購入するものに対して
債券は国単位、地方自治体単位、会社単位などで発行されます。
それを購入することで利子を受け取り仕組みです。
大事なのは発行しているところの信用性です。
国債は金利に値動きが反映されると言われていて
金利↑ ⇒ 債券価格↓
金利↓ ⇒ 債券価格↑
反対の相関があるそうです。
値動きはかなりゆるやかで安全資産ともいわれています。
ただし、国債でも日本や先進国と異なり、新興国債券は
値動きも大きく、必ずしも安全資産とは言えないようです。
また株式会社が発行する社債になると会社自体の信用によって
発行される債券の信用が決まります。
単純なリスクで言うと「国>会社」かなと思いますので
債券を考える方は国債を買うか国債をメインとしたファンドへの
投資がいいと思います。
不動産(国内・先進国・新興国)
不動産は土地やその土地に建つ建物も含めたものです。
土地は購入するのに莫大な資金が必要ですが、
この不動産を細かく定食にして販売しているのが
REIT(リート)で、不動産投資信託のことです。
日本のREITはJ-Reitと言われていたりします。
REITでは集めた資金でオフィスビルや商業施設を
購入し、そこから得られる賃貸収入等による利益を
投資家へ配分する形を取ります。
インフレ時に資産価格が上昇するので
インフレに強い資産ともいわれます。
現金
現金は、いわゆる銀行で貯金で持っている資産です。
現金はインフレの影響を受ける資産です。
貯金として現金で保有すると見た目の金額は変わりませんが、
インフレが起きると実質的な価値が目減りしてしまいます。
例えば、現金を3000円持っているとします。
この状態でハンバーガーを買います。
ハンバーガー1個300円の時 10個購入可能
ハンバーガー1個500円の時 6個購入可能
いきなり300円が500円に上がるというよりは徐々に上がってきて
例えば10年で300円→500円となると
3000円を貯金でのみ持っていると実質的なお金の価値が
目減りしていることになります。
これがインフレリスクというものです。
そして国としては今のデフレ状況を脱却したいのが
基本路線ですからハンバーガーが300円から200円になるようには
持って行かないですね。
そのため、現金で保有し続けると
実質的な資産が目減りするので貯金だけで
今の時代を乗り切るのが難しいと言われています。
ただし、現金貯金は一番の流動資産と言われ、
いつで現金化して使うことができます。
これが現金の一番の強みです。
債券にしても株にしても売却後、すぐに現金化できるわけではありません。
不動産を持っている方は余計にそうですね。
以上のように資産の持ち方は色々あって
それを株は40%、債券は30%、Reitを30%という風に
自分の資産を振り分けて所有するのをアセットアロケーションと言います。
では、どのようにアセットアロケーションを組むの?
アセットアロケーションの組み方は人によって千差万別です。
株100%という人もいるでしょうし、債権比率を高めている人もいると思います。
予め均等に配分された投資信託を保有している人もいると思います。
iDeCoやNISAで組む際は株と債券とReitで保有することになります。
(場合によってはゴールドといったコモディティもあります)
また、株でも日本株もあれば先進国株、アメリカ株、新興国株と色々です。
債券やReitも同様です。
それらをどう振り分けるかで自身の資産の増減の仕方も変わってくるので
これを決めることは大変重要なことです。
インデックスファンドの中には全世界株式のような
世界中の主要な株をまとめて購入できるようなものもあり、
それを一つだけ購入して運用する方もいらっしゃると思います。
これであれば集中投資をしているようで分散投資をしているという性格になるので
購入、運用が楽というのがあります。
ラフの考え方
私自身は集中投資はというのは苦手です。
アメリカのS&P500指数に連動するインデックスファンドは
大変高い人気があり、直近で最高値を付けるなど
勢いがありますが、何かの際に一気に下落してしまうと
一気に資産を目減りさせてします可能性があります。
私はせっかく色々な方法で投資ができるのだから
色々な方法を利用して少しずつ増やせる形に持っていければと思います。
私の場合は子育てをしながら資産運用も行うアラフォーなので
教育費と年金が資産運用の主目的です。
出来る限り大きなリスクと取らずに資産を
増やしていける方向にもっていきたいと考えています。
方向性としては
・株:債券=60%:40%
・この比率に少しReitを加える
・基本は日本、先進国、新興国すべてを購入する
この考え方で行きたいと思います。
債券を加える必要がないという考え方も多く聞き、
債券不要論もあると思います。
債券不要論の方は債券、とくに国内債券は
超低金利で持っていても増えない、減るリスクもあまりないが
増えるメリットもほとんどないので持っている意味がないというものです。
代わりに現金で保有しておくという考え方もあります。
私の場合は以下の理由で債券は保有します。
・資産変動リスクを下げる
・リバランスによって安全に資産増を狙う
・実際に試算して納得した
・資産変動リスクを下げる
そもそもリスクとは「上下に動く変動幅」です。
やはり、株100%で所有すると大きな価格の変動にさらされます。
その覚悟というか、その価格変動が受け入れられる方は大丈夫でしょうが、
私の場合はとてもですが、大きすぎる変動幅は受け入れが難しいのではと思っています。
債券はそういう意味では価格変動がほぼないので(特に国内債券)、
全体的な価格変動が緩やかになります。
・リバランスによってより安全に資産増を狙う
リバランスとは投資を続ける過程で当初考えていた
アセットアロケーションの比率がずれてきたものを
当初のアセットバランスに修正をすることです。
株:債券=60%:40%で保有をスタートして
株価が大きく上がれば75%:25%のように株の比率が上がったりします。
その時に株:債券=60%:40%へ比率を戻す作業です。
株を60%の比率になるように株を売却してその利益で債券を購入するイメージです。
単純な計算ですが、リバランスすると
・株価上昇中 → 株の保有金額が下がり、債券の保有金額が上がる
・株価下落中 → 株の保有金額が上がり、債券の保有金額が下がる
そしてリバランスを繰り返すと
「大きく資産は伸びないが下落しづらくなる」
という感じになってきます。
・実際に試算して納得した
ここがポイントですね。
私は日経平均と国内債券ファンド価格で直近約20年の試算をしてみました。
細かい計算や設定は間違っているかもですが、方向性は間違っていないと思います。
・株100% 資産約200% 利回り約7%/年 最大下落率28%/年
・株60%:債券40% 資産約165% 利回り約5.5%/年 最大下落率15%/年
だいたいですがこんな感じになりました。
利回り重視で株100%保有なら資産は最終的に大きく増えますが、
一時は最大30%近い下落に遭遇しています。
債権比率を40%にしていると増え方はかなり緩やかになりますが、
最大下落幅が15%とかなり抑えることができます。
ちなみに最大の下落を迎えるのは直近20年では有名なリーマンショックですね。
この時は実際に債券価格も大きく下落します。
でも下落幅が株価ほどではなかったです。
債券を保有していると増え方も減り方も緩やかになる。
私なりに考え、納得のいったものなので
債券も保有しつつ運用を進めていきたいと思います。
ということで私としては守り重視での運用をしていきたいと思います。