教育費はいったいいくらかかるの? ~可視化と分割~

ただいま1人目を子育て中、そして2人目がもうじき生まれるアラフォーサラリーマンのラフです。
このブログではアラフォーサラリーマンが
60歳までにサイドFIREすることを目標に
実践していくことを書いていくブログです。

現在、子育て中の方にとって一番の悩みは何ですか?
好き嫌いが多いとか、すぐに大声を出すとか、
躾に関してとか、お友達ができるかとか、
本当に悩みの種は尽きませんね。

でも、教育費に関しては
皆さんに共通する悩みではないでしょか。

・結局いくら貯めればいいのか
・どうやって貯めればいいのか

この2点を考えていきたいと思います。

教育費はいくら必要? ①重要なのは『可視化』

必要な教育費を「可視化」する

幼稚園~高校までに必要な1年間の学費は以下のようになっています。

(文部科学省「平成30年度学校基本統計(学校基本調査報告書)」より
表『学校種別の学習費総額』を加工して作成。単位:円)

幼稚園3年、小学校6年、中学校・高校各3年間の学習費の総額は以下の通りです。

また大学に必要な費用は以下のようになっています。

(文部科学省「令和元年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金
平均額(定員1人当たり)の調査結果について」および
「国公私立大学の授業料等の推移」を加工して作成)

これは全国の平均値をとっているので
どこに住んでいるか、どの学校へ行くかによって変わりますが
「だいたいこれぐらいはかかるんだ」という認識で「可視化」を図ることが大事です。

自分の子供にかかる費用が見えることで
「いつから」貯める、「毎月いくら」貯めるかが
わかってくると思います。

幼稚園から大学は私立医科歯科系を選択すると
なんと3,400万円以上となっています。
幼稚園~高校までを公立、大学を国立で選択した場合は
約786万円と大きく差が出ることがわかります。

今は少子高齢化なので私が実際に支払うタイミングでは
もっとかかるとみても良いと思います。

幼稚園ではなく、保育園の場合は現在は
3歳から無償化が始まっているので
大きくはかかりませんが、
0~2歳で保育園に預ける方は
保育料を加味する必要があります。

ラフの場合

保育園1人目 1~2歳 約66万円/年
保育園2人目 0~2歳 約33万円/年
保育料は住んでいる場所によって変わってきますが
私の住む町では2人目の保育料は半額になるという制度があります。
(3人目以降は無料)
ちなみに私の場合は1人目は3歳なので保育料はすでに終わっています。
現在は保育料は無償で給食費やイベント費用のみ発生しています。
これがだいたい5,500円/月です。

小校以降はまだ先の話ですが
小学校 公立 1,927,686円
中学校 公立 1,465,191円
高校  私立 2,909,733円
大学  私立理系 5,432,050円
を想定して学費を貯めて行くことを
考えています。

私の場合でいうと
1人目は1歳から保育園 保育料総額132万円
2人目は0歳から保育園 保育園料総額99万円

これで計算すると
1人目約1,306万円
2人目約1,273万円
となります。(下の表を参照)

金額だけ見ると途方もない大きな金額です。
2人で2500万円!下手すると家1軒買える金額です。
でも慌てずに行きましょう。

教育費はどうやって貯める? ②重要なのは『分割』

「普段の生活費で賄うもの」と「事前に貯めておくもの」に分割

ここから大事なお話になりますが、
これらの金額を「必要なタイミング」で分けたうえで
普段の生活費で賄うもの事前に貯めておくもの
分割して考えたいと思います。

比較的金額の低い小学校と中学校でかかる費用・・・普段の生活費で賄うもの
私立を想定している高校・大学費用・・・事前に貯めておくもの

●ラフの場合
・1人目
「普段の生活費で賄うもの」・・・約340万円
「事前に貯めておくもの」・・・約830万円
・2人目
「普段の生活費で賄うもの」・・・約440万円
「事前に貯めておくもの」・・・約830万円

小学校と中学校でトータル9年、つまり108か月あるので
1人目 340万円÷108か月=約31,500円/月
2人目 440万円÷108か月=約41,000円/月
ざっくりですが、72,500円/月賄えれば小学校と中学校は何とかなる計算です。
実際は1人目が高校生になれば31,500円/月は考えなくてよくなるので
少し楽になる時期もあります。

そして肝心の「事前に貯めておくもの」ですが、
私はこれをNISAとジュニアNISAの活用で賄う方針です。

教育費貯める方法 NISA、ジュニアNISAの活用

ここで注意頂きたいのは
小学校、中学校で私立を考えている方は
・かかる費用は大幅に変わること
・事前に貯めておく費用の必要なタイミングが早まること

小学校から私立へ行くとなると授業料自体がかなりの金額になります。
こうなってくると親の元々の収入によって行けるかどうかが決まる部分もあり、
親の立場としては考えさせられる部分もあるでしょうが、
私自身もこのデータで現実を知りました。

私の場合は高校から私立を想定しているので
子供が高校へ入学するまでの15年間を運用期間として考えています。

まとめ

今回のまとめです。

●ラフの場合
・小学校・中学校は公立、高校・大学は私立を想定
・保育園からで約1300万円/1人必要
・小学校~大学までの学費は830万円、別途31,500~41,000円/1人が毎月必要
・それに食費や被服費、お小遣い等も考える

小学校・中学校から私立を考える方はもっと必要で
幼稚園から大学まで私立を想定すると約3,400万円が必要となる。
また教育資金が必要になるタイミングが早まる。

皆さんどうでしょうか。
基本的な考えは
・教育費の後半部分の高校以降は事前に貯める
・小さな支出である前半部分は普段の生活費で賄う

高校・大学を私立の場合、大きな金額が必要になるタイミングは
子供が生まれてから約15年後です。
その間に貯めて行くことは何とかなるのではないかと考えます。

・データから必要な金額を算出 → 可視化
・その中から学費等大きな金額と生活費で出せるものを分ける → 分割
・学費等の大きな金額を貯めて行く方法を考える

このような流れになると思います。
これから子育てをする方はぜひ考えていきましょう!